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アフターコロナ/ウィズコロナのトレンド予測

2020.08.25

現在も猛威をふるい続けている新型コロナウイルスによって、私たちの生活が大きく変化しようとしています。
以下にサーチ会社と食品メーカーの2社よりリリースされたトレンド調査を出展させて頂きました。
あまりに変化の大きく、先行きの見えにくい現在市場での商品開発における、ひとつのヒントとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

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①【調査リリース】コロナ影響下での消費者動向、アフターコロナへの展望を調査 収束後も日用品・食材・化粧品などのネット購入は継続傾向に(株式会社ヴァリューズ)
 

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【調査・分析概要】
全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)を対象として、2020年4月30日~5月7日にアンケート調査を実施(回答者25,884人)。また、全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)を対象として、インターネット行動ログを分析しました。
※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっている。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※アプリのユーザー数は、Androidスマートフォンでの起動を集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。アプリのカテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得。メール、Google Chrome、YouTube、Googleマップ、Gmailなどプリインストールアプリは対象外とする。

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◆新型コロナ影響拡大をきっかけに興味を持ったことは
新型コロナウイルスの影響拡大をきっかけに興味を持ったことトップ3は、「健康、医療、病気」17.0%、「節約」15.6%、「無料動画配信サービス」15.5%でした。感染予防からはじまり改めて自分の健康状態に気を配る方が増えたほか、収束が見えない状況で経済への影響も広がり、節約への意識の高まりも見受けられます。また、在宅時間が増えた影響から、いままで利用していなかった動画配信サービスを利用し始めた方も増えたようです。

また、トップ3を性年代別に見てみると、「健康、医療、病気」は60歳以上全体、「節約」は女性20~40代、「無料動画配信サービス」は20代全体がボリュームゾーンでした。

◆外出自粛の影響で増加したインターネット利用で購入・契約されたものとは
次に、新型コロナウイルスの影響拡大後、インターネットで購入・契約したものをカテゴリごとに調査しました。「日用品」11.6%、「食べ物の出前や宅配、持ち帰り」8.3%、「食材〈米・野菜・肉など〉」6.3%がトップ3に入り、外出自粛で買いに行けない生活必需品を、インターネットで購入した方が増えた様子が見て取れます。また、今回新たにインターネットで購入し始めた商品・サービス等は、収束後もインターネットで購入・契約し続ける傾向が全体的に高くなっています。

さらに、日用品、洋服、化粧品について、女性年代別に見てみると、購入した割合は若年層ほど高いことがわかりました。一方で購入者の購入継続意向がある割合は、高年齢層ほど高い傾向がありました。影響拡大をきっかけにネット購入を実施した高年齢層はその利便性を知り、若年層より健康・病気への不安が大きいことからも、外出を避けネット購入を継続する意向が高いのかもしれません。

実際にECサイトの利用者数は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手のECサイトでも、3月から4月はユーザー数が伸びていることが確認できます。ネットスーパーはよりユーザー数を伸ばしており、今まで利用していなかった層の取り込みに成功しています。

日用品カテゴリでは、品不足になるというデマが拡散したトイレットペーパーに加え、洗剤や芳香剤などの閲覧も増えていました。従来はドラッグストアなどリアル店舗で購入していたユーザーが、ECサイトで購入するようになったことが考えられます。

◆外出自粛で変わった休日・余暇の過ごし方
外出自粛・休業要請、緊急事態宣言など刻々と広がるコロナ影響を受けて、人々の休日・余暇の過ごし方にも大きな変化が現れました。影響が長期化する中で運動不足を感じ「家で行なうことができる運動」を始めた方は17.0ptの増加、自宅のメンテナンスに避ける時間が増えたことで「掃除」が9.9pt増加しています。逆に国や自治体から休業要請を受けていた飲食店や商業施設に向かうことはほとんどなくなりました。

大手ECサイトにおけるトレーニンググッズの閲覧数の伸びからも、家でのフィットネスやトレーニング需要の増加がわかります。緊急事態宣言が発令された4月7日以降からは閲覧者数の伸びも顕著で、トレーニングジムが休業したり在宅勤務に伴い外にでることが出来なくなった方の需要が大幅に伸長したようです。


◆コロナ影響収束後、アフターコロナの展望は
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、感染者数の減少が見込めたことから、5月25日には全国で緊急事態宣言が解除されました。コロナ収束後にやりたいことを調査すると、トップ3は「国内旅行」55.4%、「外食」51.9%、「遊園地・テーマパーク・動物園などへのお出かけ」31.8%となりました。3月以降旅行のキャンセルや外食を自粛していた方々のニーズは戻ってくると言えそうです。コロナ影響が直撃した観光・旅行・飲食業界にとってもコロナ収束後のニーズは明るい兆しとなるでしょう。逆に収束が見えない海外での感染拡大の影響から、「海外旅行」の18.1%や、クラスターの発生源となったライブハウスでおこなわれる「コンサート・ライブに行くこと」の22.6%などは数値が低く、まだ現実的ではないのかもしれません。

※出展:株式会社ヴァリューズ 「コロナ影響下での消費者動向、アフターコロナへの展望を調査」

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②アフターコロナ時代の自宅食トレンドは「エフォートレス自炊」“料理はこれ以上がんばれない、でも栄養は気になる” 意識が浮き彫りに (ベースフード株式会社)

■新型コロナウイルスの影響で、自宅で食事をする機会は増加、58%が「コロナ流行前と比べて料理を『負担』だと感じる」と回答
「新型コロナウイルスの影響で、自宅で食事をする機会は以前よりも増えましたか」という質問に、「減った」「やや減った」と答えた人は、あわせて1.3%にとどまり、多くの人が自宅で食事をする機会が増えたことがわかります。さらに、「料理をする機会が増えた」と答えた人に対して「新型コロナウイルスの流行前と比べて料理を『負担』だと感じていますか」と質問したところ、あわせて58%が「やや負担に感じる」「負担に感じる」と回答しました。

さらに、「料理に関して負担だと感じていることを1~3位まで答えてください」という質問をしたところ、1位の回答で最も多かったのが「献立を考えること」でした。
自宅で食事をする機会の増加にともない、料理をする回数が増え、心理的な負担が増していること がわかります。

*料理に関して負担だと感じていることは何ですか(1~3位まで)

​■自粛期間中、宅食サービス等を70%以上が「利用しなかった」という意外な調査結果
 料理を負担と感じるのであれば、食事をデリバリーしてくれるサービスを利用するという手段もあります。コロナ禍でかなりの人が利用したのでは、という印象がありましたが、意識調査の結果は意外にも、70%以上が自粛期間中に「宅食・デリバリー・お取り寄せなどの食事・食材の宅配サービス」を「利用していない」と回答しました。利用した人は27.5%にとどまりました。
利用しなかった理由としては、「家族が手作りでないと嫌がるので」「自分で作ったほうが衛生面などで安心できるから」「作りたての温かい料理が食べたいから」「自炊によって健康管理がしたい」「デリバリーや宅食になじみがない」「住んでいる地域にデリバリーサービスが少ない」「金額的に割高だから」などの声がありました。


■コロナ禍で健康意識は高まり、「栄養バランスのとれた食事」を重視、自粛期間中に「やせた」というポジティブな変化も
「新型コロナウイルスの影響で、『免疫力』を気にするようになりましたか」という質問には、あわせて50%以上が「やや気にする」「気にする」と回答し、健康意識の高まりを裏付けました。さらに、「免疫力を上げるために、日常生活で意識していることを1~3位まで答えてください」という質問では、1位の回答で最も多かったのは「栄養バランスのとれた食事」を意識しているというものでした。2位、3位の回答ではそれぞれ「睡眠の質」「ストレス解消」が最も多い回答でした。


免疫力を上げるために日常生活で意識していることは何ですか また、「外出自粛期間中に、身体にポジティブな変化はありましたか」という質問では、最も多かったポジティブな回答は「やせた」という変化で、その理由として30%以上の人が「食事の栄養バランスに気を付けるようになったから」と回答しました。「コロナ太り」という言葉がよく叫ばれていましたが、健康意識を高め、食事の栄養に気を配ることで、真逆の変化を得た人もいることがわかりました。


■自分の料理の栄養バランスに「自信がある」人はわずか3.6%
自炊の機会が増え、栄養バランスへの意識も高まっている中で、実際に栄養バランスのとれた食事を作ることができている人はどのくらいいるのでしょうか。
普段自炊をする人に対して、「ご自分の料理は、栄養バランスがとれているという自信がありますか」という質問をしたところ、「自信がある」と答えた人はわずか3.6%でした。
食事の栄養バランスへの関心は高いものの、ほとんどの人が栄養面に自信を持てないまま、料理をしていることが明らかになりました。


■【まとめ】アフターコロナ時代に求められているのは、「エフォートレス自炊」
 調査結果から、「コロナ禍の影響で健康意識が高まり、栄養バランスのとれた食事を自宅で作りたいと思っているが、献立や栄養バランスをきちんと考えて料理をするのは負担に感じる」という傾向が読み取れました。がんばらなくても、おいしく栄養バランスの取れた自宅での食事が叶うことを求めているのです。
つまり、今後のアフターコロナ時代には、がんばらない(エフォートレス)でも成立する自炊、「エフォートレス自炊」が求められていると言えます。
 栄養バランスを網羅した献立を一から考えなくても、買い物に行かなくても、食材の下処理をしなくても、ひと手間だけの調理でも食事が完成するように考えられた、「エフォートレス自炊」の味方となるレシピや食品、キットなどが、様々なメーカーから開発されています。

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[調査概要]
◆調査期間:2020年6月19日~6月22日
◆調査対象:全国の20歳以上の男女、1000人
◆調査方法:インターネット調査
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※出典:株式会社ベースフード 全国の20歳以上の男女に対し、コロナ禍をうけての「自宅での食事」についての意識調査

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