マイクロクラスターは水と反応をすることで6時間以上水素を発生し続けます。その積算量は62mg(62,000μg)にもなります。
※1 46時間後の積算水素発生量 分析方法:ガスクロマトグラフィー 〈第三者機関分析〉 マイクロクラスター1.00gを容積125mlのガラス瓶に取り、水15mlを加え、容器中のH₂(水素)、O₂(酸素)、N₂(窒素)の3成分を修正面積着分率で定量。それぞれの成分のアルゴンキャリヤーガス下の感度補正係数はH₂:1.00、O₂:9.96、N₂:12.1とした。
1944年、米国オクラホマ州の州都オクラホマ生まれ。幼少の頃より化学分野で才能を発揮します。10歳には大学レベルの科学知識と実験技術を修得。11歳で「誘導ミサイル探知機を開発し、その特許を米軍へ売却。これが後の「パトリオット・ミサイル」の開発の礎となったといわれています。
14歳で電子神経刺激装置「ニューホロン」を発明し、1968年に米国特許第3393279号を取得。17歳時には科学雑誌「ライフ」で有望な科学者として特集記事が組まれました。その翌年、国防総省のシンクタンクであるヒュイック研究所でコンサルタントとして働くことになり、そこで600以上の特許を保有し「流体力学の祖」として知られるヘンリー・コアンダ博士と運命的な出会いを果たします。
その後もNSA、CIA、NASA、タフツ大学、米国海軍研究所などで様々な研究・開発に携わり続けます。
2019年12月19日エクアドルのロハ県にある自宅にて怪我と疾病が重なり逝去。75歳没。
コアンダ博士はパキスタンのすぐ北にあるカラコルム山脈の高地にあって、平均寿命が120年から140年と長寿なフンザ族の土地に注ぐ水について長年研究を行っていました。年老いたコアンダ博士は、自身の研究の記録を若干17歳の有望な科学者であったフラナガン博士に提供し、研究の継続を依頼しました。
フラナガン博士はその依頼を受け入れ、まずはフンザ族と同様に驚くほど長寿な人々が住む世界の5つ地域の研究を始めました。それら5つの地域の食生活はすべて異なっていましたが、唯一の共通点は飲用水でした。それらの水は太古の氷河が溶けた水であり、一般的な飲用水とは物性が全く異なっていました。その水は表面張力が低く、より生物の細胞を取り巻く水分に近い特性を持っていました。
これは「氷河のミルク」とも呼ばれ、先述の5つの地域の中では「フンザの水」が有名で広く知られています。
若き日のパトリック・フラナガン博士の
屋根裏部屋の電子研究所
パトリック・フラナガン博士と
ヘンリー・コアンダ博士
水素化シリカの電子顕微鏡写真
粒子の直径は5nm
フラナガン博士は長年の研究を経てフンザ水に独特の性質を与えたのは、クラスター状に形成された水分子の構造でもあることを発表し科学界を驚かせました。また、フンザの水にはマイナス帯電した水素イオンが豊富に含まれていることを発見しました。
水素は、単一の電子を持ち、究極の抗酸化物質であり、フリーラジカルの強力な中和剤です。
そしてフラナガン博士は、人体組織に存在する3つのミネラルを使用して普通の水にフンザの水と同じ性質を付与することができる全く新しいシリカ化合物である水素化シリカ「マイクロクラスター」を発明しました。
ある研究によると、マイクロクラスターを含むことで水溶中の成分の吸収率が300%高まることが確認されました。
マイクロクラスターは直径約5〜10ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)ほどの微細な成分でありながら、それらはオンスあたり約240,000平方フィートの巨大な表面積を持っています。
マイクロクラスターが水と反応すると電子はこれらの表面上を活発に移動し、水分子を引き付けながら大量な水素と強力なマイナス電荷を生成します。
マイクロクラスターに関する学術情報は、International Journal of Hydrogen EnergyやFree Radical Biology and Medicineなどに査読付き論文として掲載されています。
マイクロクラスターは水と反応をすることで6時間以上水素を発生し続けます。その積算量は62mg(62,000μg)にもなります。
※1 46時間後の積算水素発生量 分析方法:ガスクロマトグラフィー 〈第三者機関分析〉 マイクロクラスター1.00gを容積125mlのガラス瓶に取り、水15mlを加え、容器中のH₂(水素)、O₂(酸素)、N₂(窒素)の3成分を修正面積着分率で定量。それぞれの成分のアルゴンキャリヤーガス下の感度補正係数はH₂:1.00、O₂:9.96、N₂:12.1とした。
A:マイクロクラスター未添加 / B:マイクロクラスター添加 マイクロクラスターは、ミトコンドリア画分中のグアノシン三リン酸(GTP)、アデノシン三リン酸(ATP)、アデノシン二リン酸(ADP)、クレアチンリン酸(PCr)、シチジン三リン酸(CTP)で顕著な分化が起こることが確認できた。
※3 キャピラリー電気泳動(CE)法は、溶液中の成分をキャピラリーカラムで分離分析することで陰イオンや有機酸やアミン類、陽イオンなど定性・定量分析を行う方法です. Cory JS. et al., J Med Food, 2004; 7 (1), 79–83
水素は分子量2で、地球上で一番小さな物質であるため、カラダの隅々まで容易に行き届きます。ミトコンドリアよりも小さいため、各細胞や細胞膜、血流で拡散されカラダ中で抗酸化作用を発揮することが可能であるとされています。
抗酸化成分のほとんどは自らを身代わりに酸化させることで抗酸化作用を発揮します。しかし、酸化物と化してしまった抗酸化物質が体内に残ることでカラダに悪影響を及ぼすこともあります。一方、水素は酸化しても無害な”水”へと変わるため、より安全性の高い抗酸化物質と言えます。
マイクロクラスターは、水と反応することで水素を発生させると同時にマイナス電荷を膨大に発生させることで知られ、飽和水素水と比較しても圧倒的な酸化還元力を発揮します。
※4 マイクロクラスターを10(W/V)%濃度でイオン交換水に懸濁させ、酸化還元電位を白金電極法により測定。3.33mol/L KCI-Ag/AgCIを比較電極とした酸化還元電位(25℃ vs.Ag/AgCI) 〈第三者機関分析〉
単純なORP値だけでは計測媒体のpH変化による影響も生じることから、真の酸化還元力(抗酸化力)を表現するために、rH値の計算を行った。右図は代表的な3つの抗酸化成分rH値とマイクロクラスターのrH値をグラフに表したものです。 ビタミンCのrH値が23、コエンザイムQ10のrH値が19、βカロテンのrH値が26であったのに対して、マイクロクラスターのrH値は10であったことから、マイクロクラスターには圧倒的な酸化還元力を発揮することが示されました。
※5 rH値とは、pHの影響を考慮した液体の酸化還元力の程度を表す指標です。
水とマイクロクラスターを反応させると約pH8.7までアルカリ性に上昇させます。pH8.5のアルカリ性溶液は、生物学的pHに近い7.4の化合物に対して、抗酸化効果を最大60%まで増加させることが報告されています。
Cory JS. et al., J Med Food, 2002; 5: 9-16.
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