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乳酸菌・ビフィズス菌について

2021.08.30

ヨーグルトと乳酸菌サプリ

乳酸菌やビフィズス菌の入った製品を食べる機会が増えていませんか?
「なんとなく体に良さそう」なイメージを持たれている乳酸菌・ビフィズス菌ですが、少し前までは、主に乳製品のPR材料として主流でした。しかし、最近ではその機能性が広く認知され、あらゆる市場製品に配合されるようになりました。
そのため、スーパーマーケットで買い物をしているとヨーグルトや乳飲料だけではなく、チョコレートやお菓子、さらにはお味噌やカレールーにまで、乳酸菌・ビフィズス菌が配合されている商品を見かけるかと思います。

もちろん、私たちが関わるサプリメント業界でも、乳酸菌・ビフィズス菌はホットな商材で、それぞれの菌の種類や菌株によって差別化を図った様々な製品が上市され、ドラッグストアやインターネットモールを始め、様々なチャネルで広く販売をされています。

また、最近では人間用のサプリメントだけでなく、ペット向けのサプリメントやフードでも乳酸菌・ビフィズス菌配合の製品が多く見受けられるようになってきました。
これらのことからも、健康イメージの高い乳酸菌・ビフィズス菌配合の製品は、消費者認知や購買における安心感・信頼感が高いため、非常に販売のしやすい製品であることが伺えます。



今さら聞けない?乳酸菌・ビフィズス菌とは

乳酸菌を多く含む食品のイラスト

乳酸菌とは、炭水化物などの糖を消費して乳酸などをつくる細菌の総称です。
菌というと、腐敗や汚れ、病原など悪いイメージを抱きがちかもしれませんが、乳酸菌はいわゆる人体に有用な機能を持つ「善玉菌」と言われるものです。
一般的な食品ですと、ヨーグルトやチーズ、キムチなどに多く含まれています。

ビフィズス菌は主に大腸に存在する善玉菌の99%以上を占める有用菌です。乳酸に加えて酢酸を作ります。 この「酢酸」には、 強い殺菌力があり、大腸菌などの悪玉菌の繁殖を抑えたり、有毒物質を作り出すのを防ぎ、腸内の保護や便通の改善などと言われています。

日本人が古来より食べている漬物にも乳酸菌が多く含まれていて、日本人は大昔から乳酸菌を摂取していると言われています。
こうした、普段から食べている食品に含まれている菌であることや、食あたりなどで医者に掛ったときに処方される薬が乳酸菌・ビフィズス菌であることから、多くの消費者の安心感を築いてきました。



乳酸菌・ビフィズス菌の種類とは

乳酸菌のイラスト

乳酸菌・ビフィズス菌はその生態や発酵方法、発育の条件によって下記のように分類されます。

形態別:①球菌 ②桿菌
発酵方法:①ホモ型乳酸発酵 ②ヘテロ型乳酸発酵
発育条件:①通気性嫌気性菌 ②偏成嫌気性菌

また、一般的に菌の種類やさらに細分化された菌株によって区別されることも多いです。
大手乳業メーカーなどでは菌株による差別化を図るために独自の菌株が開発され、それぞれに独自のブランド名を付けて商品化されており、皆様も日常的にそういったブランド名で認知している乳酸菌・ビフィズス菌が多いのではないでしょうか。

また、菌の由来でのブランディングを行っているものも多く、例えば、植物由来の乳酸菌で自然物からの安心感を与えるものや、乳幼児の腸内由来のビフィズス菌であることで、免疫機能の高さをイメージ付けるものなど、各社様々な視点から成分を開発しており、そうしたコンセプトに沿った数多くの製品が市場に存在しています。



なぜ乳酸菌・ビフィズス菌が体にいいのか

ヨーグルトを食べる女性

乳酸菌・ビフィズス菌は食品から摂取をすることによって、腸内環境を改善することが期待されています。

腸は、口から摂取した食べ物の消化・吸収の役割だけではなく、身体の免疫細胞の6割が存在すると言われているように、「身体の免疫機能を保つ働き」をしていたり、「お肌の美しさを維持すること」に関わっていたりと、健康・美容のどちらの面からも、身体全体を支える大切な場所です。
そんな腸の健康状態は、体全体の調子のバロメーターとなります。

腸の中には、いわゆる善玉菌と悪玉菌、また、腸内の環境によってどちらにもなり得る日和見菌と言われる種々の腸内細菌が存在しています。
健康状態を保つには、これらの菌がそれぞれバランス良く存在している状態が理想的ですが、ストレスや不眠、食生活の乱れによってバランスが崩れることで、悪玉菌が増えた状態になると、おなかの調子が崩れてしまいます。

また、その状態が中長期的に続くと、お肌の状態が悪くなったり、体調を崩しやすくなったり、気分の落ち込み、さらには生活習慣病などの慢性疾患の原因になる場合があります。
そのため、昨今では腸内細菌の状態(いわゆる腸内フローラ)を整えることによって腸の健康を保つことが重要だと考えられるようになっており、主に乳酸菌・ビフィズス菌をはじめとする「菌活」が流行しています。



プレバイオティクスとプロバイオティクス

「菌活」にはプレバイオティクスとプロバイオティクスの考え方があり、製品設計をする際や販促・広告などを考える際にも、これらの違いを理解して訴求をしていくことが非常に大切です。

また、最近ではプレバイオティクスとプロバイオティクスを組み合わせた作用を持つシンバイオティクスという言葉も多く使われるようになりました。

●プレバイオティクス…腸内で善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす食品成分を指した言葉です。善玉菌を増やすことによって、腸内環境を改善することや、悪玉菌を抑制する効果を持ちます。

●プロバイオティクス…腸内環境のバランスを整える生きた微生物(を含む食品)を指した言葉です。生きた菌が腸まで届いて働き、腸内環境を改善しておなかの調子や免疫力、肌の調子を整えます。



死菌と生菌の違い

顕微鏡と細菌

プレバイオティクスとプロバイオティクスと密接に関わる言葉として、死菌と生菌があります。
文字通りに、腸内で善玉菌のエサとなる「死滅した菌」と、胃酸などの影響でも死滅せず、生きたまま腸で活動できる「生きた菌」のことです。

死菌は、成分として製造する時点から死滅しているのが特徴です。主に腸内で悪玉菌を吸着して排出する特性を持っていることで有名です。
また、菌の種類や菌株によって、それぞれが異なる特徴的な機能を持つことも知られています。


生菌は、腸内で乳酸を産生して腸内のpHを低下させることによって、腸内環境を改善します。
また、生菌の中には、胃酸によって死滅しないだけではなく、加熱によっても死滅しない特性を持ったものも存在します。
このように、死菌と生菌ではそれぞれ、腸内での善玉菌・悪玉菌に対する影響の仕方が異なります。
そのため、死菌・生菌どちらもバランスよく摂取する「シンバイオティクス」が望ましいと考えられています。



どこでも製造できるわけじゃない生菌商品


サルモネラ菌やO‐157などの菌の名前をお聞きしたことはありますでしょうか。
上記は、食事中毒菌として有名な菌に一種で、私たちの身近に存在しています。
菌と食中毒は密接な関係にあるため、食品加工においては、これら菌における衛生管理を徹底しなくてはなりません。
そのため、食品製造工場内では、製造前には原料の菌規格のチェックを行い、製造後の製品でも必ず菌検査を行うなどの品質管理を徹底しています。
仮に乳酸菌のような「身体に有益な」生菌であっても、菌の増殖による品質汚染のリスクや、コンタミネーションによる他製品への被害を避けるためにも使用を避ける工場が多いです。

また、取り扱うためには、こうした菌を扱う専用のラインが必要であったり、通常よりも厳しい管理システムが必要であったりと、そのハードルが非常に高いため、日本国内でも生菌の取り扱いができない工場が多いのが実情です。

しかし、プロバイオティクスのようなコンセプトは市場での付加価値も非常に高く、こうした企画の製品を販売されたいという会社様も多いです。
Held(ヘルト)では、乳酸菌やビフィズス菌をはじめ、酪酸菌や枯草菌など製剤のハードルが高い生菌製品もお客様のニーズに合わせ、小ロットから企画・製造が可能ですので、是非とも気軽にご相談くださいませ。



どんな製品設計をするのがよいか

プロバイオティクスと研究員

乳酸菌・ビフィズス菌市場は成熟しつつありますが、健康維持・免疫力・美容・お通じ改善などの様々なジャンルで訴求ができ、消費者の認知度の高い乳酸菌は、製品設計をする上でも非常に重宝される素材であり、一定の規模を維持して今後も市場が続いていくことが考えられます。

しかし、市場製品が多く流通しているため、しっかりとした差別化を行わないと、市場製品に埋もれてしまいます。そこで、製品設計のために重要ポイントをいくつかご紹介いたします。


菌株や種類にこだわる
各メーカーが提供している乳酸菌・ビフィズス菌は、菌の種類や菌株によって、機能の違いなどで差別化を図っていて、それぞれの菌によるブランド名を販促・広告などに使用できる素材もあります。

そのため、成分の開発背景や由来原料のイメージなどで消費者の心を掴むことのできるストーリーテリングができます。

また、乳酸菌・ビフィズス菌に特殊な加工を施した成分などもあり、そうした機能性の高い成分を選定して、消費者の実感を得ることができてリピートにつながる製品設計をすることも販売を成功させるポイントの一つと考えられています。


訴求力でバランスを取ること
純粋に乳酸菌・ビフィズス菌の成分だけではなく、訴求したいポイントによってサポート成分を選定するのも一つの手法です。

例えば、「お肌を綺麗にすること」が訴求の目的であれば、美容・美肌に良いことで有名な成分と組み合わせて配合することで、美容効果が高そうなイメージを提供できます。

また、「免疫力を高めること」が訴求の目的であれば、ブルーグリーンアルジーのような藻類やスーパーフードなどの成分を一緒に配合することで、確かな効果実感を得ることができ、リピートによる製品の回転率を高める製品設計をすることもできます。


菌数や種類の数にこだわる
一般的な手法として、菌の数を数値化してPRすることも用いられます。

例えば乳酸菌・ビフィズス菌の配合量や配合率によっては、「乳酸菌として1000億個配合」などの表示をすることも可能です。

また、最近では多種多様な菌種をはいごうすることで差別化を図っている商品も多数存在します。
多種の乳酸菌が配合されていることで、単種の乳酸菌・ビフィズス菌では効果を体感できないユーザーからの支持を得ることも有効な手段です。



まとめ


昨今の状況もあり、自身の健康状態や免疫力への関心が高まる中、乳酸菌・ビフィズス菌製品の市場は今後も注目され続けるでしょう。菌活をコンセプトとした腸内フローラを意識した菌活サプリメントのご検討をしてみるのもいかがでしょうか。

Held(ヘルト)では、市場ニーズに合わせた製品の設計をお手伝いさせていただきます。
開発や製造だけではなく、品質管理や法規チェックの徹底、販促支援などのアフターフォローまで全力でサポートさせていただきますので、是非ともお問い合わせください。

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